
結婚相手を探すことを婚活と世間では呼ぶわけだが、若い女性がやることとは限らない。40代50代の中年女だって結婚相手を探している。
その年だから多くは再婚だ。
元の夫はどうしたのかというと、「稼ぎが悪くて喧嘩ばかりで離婚した」「性格が合わなくて苦痛で離婚した」「借金を作ったので離婚した」とか「浮気したから離婚した」とか。
それはまあいい。人生どんなときもあるだろう。
しかし、子供の手が離れたのでそろそろ自分のためにパートナーが欲しいなどと言うのだ。
殊勝なことを言っているように聞こえるが、考えているのはそんな感傷的なことではない。
中年婚活女の多くはこう考えている。
「経営者と再婚したい」
つまり金持ち男がいいという。
金のない貧乏な暮らしをしてきた女ばかりなので、金持ちに対して解像度が低い。めちゃくちゃ低い。
金持ちは、タワーマンションの高層階に住み、ポルシェかベンツに乗って、時間に余裕があって、高級なレストランで食事して、高級なホテルに泊まって誕生日を祝ってくれて、心にゆとりのある生活ができるのではないか・・・などと考えているらしい。
その裏にあるもの、生き方や感性や考えていることなど想像もできない。
で、マッチングアプリで「経営者で年収4,000万円のイケメン」みたいな男を見ると、いいねを押しまくる。
しかしあっけなく会話が途切れる。
それを傍で見ていて俺は思う。
「金持ちの経営者がペアーズをやるわけもないだろうに。仮に金持ち男が結婚相手をマッチングアプリで探すとしたら、ババア、お前じゃねえだろ」と。
経営者の男はどんな人間なのか
ぽっきいも経営者の端くれだが、そもそも経営者の男とはどんな生き物なのか。
どんな女を好むのか。どんな人間関係を好むのか。
人それぞれでしょ、とか分かったふりをする人間が多いが、実は創業経営者でそれなりに成功して長く続けている人間は、性格が似通っていて、さほど多様性はない。
まともな人間であれば、だが。
独身の経営者は、女は不要。
既婚の経営者は、妻を殊更に大切にしている。
離婚歴のある経営者は、元妻を忘れてない。
マッチングアプリをする余地がない。アプリにはいないのだよ。まともな金持ちの男は。いたとしてもすぐに辞めてしまう。
経営者と聞いた途端、群がってくる女には慣れている。飲み屋の女か、保険屋の女か、中年婚活女か、どれかだ。バカしかいねえと本気で思っている。
仮に、本当に経営者が婚活をしてパートナーを探しているとしよう。
どんな相手を望むのか。
はっきりしている。
離婚した夫が、経営者だった女。
親が経営者の女。
偏差値が70以上の大学に通っていた女。
どれか。
同じ目線で会話が出来なきゃそもそも無理だからだ。価値観が多少違うのは問題にならない。新しい価値観を作っていけないバカが一番困るのだ。モノを知らない、インプットが乏しい低学力女とは話をしたくない。
そもそもマッチングアプリに経営者がいたとしても多くは偽者だ。
魚沼産コシヒカリが生産量の30倍流通しているように、マッチングアプリでは経営者と医者を名乗る数万人いる。
その肩書で酔ってしまい、すぐパンツを脱ぐ馬鹿が多いからだ。
知人の中年婚活女(45歳)も、経営者か医者と結婚したいとか夢を見ている。
しかしはっきり言う。
おまえは選ばれない。セフレにすらなれない。なぜなら時間の無駄にしかならないから。
そう言うと怒るのだが、事実だから仕方ない。3分会話をするだけでバレる馬鹿さと無能さでは、絶対に金持ちの男に選ばれない。
離婚歴のある経営者の妻になるには、元妻をはるかに超える存在にならなければならない。それは簡単ではない。貧しいころに支えてくれた元妻と離婚したことを、多くの経営者は心の傷になっている。そこは会社員には理解できない部分だろう。
中年になって再婚を目指す婚活女子、婚活男子が理解した方がいいのは、
再婚できるとしたら、元夫、元妻と同じレベルの人とだけ。
ということ。
何度結婚しても、同じレベルの男だから。なぜなら自分がそのレベルだから仕方ない。
身の程を知った方がいい。
身の程を知ったうえで、等身大の幸せを探した方がずっと現実的だと思うよ。